【スプリンターズS】中山未経験も母父サクラバクシンオーで覚醒の予感 注目はファストフォース

SPAIA編集部

2021年スプリンターズSに出走するファストフォースの血統ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

中山芝1200mに適性を見せるロードカナロア産駒

昨年、グランアレグリアがディープインパクト産駒として初めてスプリンターズSを勝利。同産駒が初めてスプリンターズSに出走したのは2014年のこと。それから6年、のべ11頭目での達成となる。

一つのGIに何頭も産駒を送り出すぐらいのスーパーサイアーだが、このレースにのべ11頭しか出走していないのは意外。それはたまたまではなく、中山芝1200mは2021年9月27日の時点で10勝、2着2回しかない「不得意」な条件なのだ。

逆に、適性を見せているのがロードカナロア産駒。2017年9月に初めてこの条件を使ってから、すでに9勝を挙げている。ディープインパクト産駒が初めて中山芝1200mを走ったのが2011年の6月だから、いかに勝ち星を重ねるスピードが速いかよく分かる。ちなみに2000年以降、中山芝1200mで最も勝ち星を挙げている種牡馬はサクラバクシンオー(48勝)。2位のダイワメジャーが26勝なので、ほぼ倍の差をつけている。

2021年スプリンターズSに出走するファストフォースの血統,ⒸSPAIA


今回のスプリンターズSには複数のロードカナロア産駒が出走しているが、その中でも注目はファストフォース。母の父が前述のサクラバクシンオーで、中山の芝1200mで能力全開を予感させる配合。母ラッシュライフはサクラバクシンオー産駒らしく、中山の芝1200mは2戦2連対と適性を見せていた。ファストフォース自身、中山競馬場は未経験だが、きっとベストパフォーマンスを見せてくれるはずだ。

《関連記事》
【スプリンターズS】やっぱり2強は揺るがない! ヒモ穴に押さえたい伏兵とは
【スプリンターズS】とにかく1枠を買うべし 東大HCが「中山芝1200m」を徹底分析
【スプリンターズS】上位人気馬で決まり!? 予想の注目ポイントは「乗り替わり」かどうか

おすすめ記事