【AI予想回顧】レパードSはメイショウムラクモが快勝　AIのダート2重賞の予想結果を振り返る

ⒸSPAIA（撮影：三木俊幸）

人馬ともに嬉しい勝利

先週末は新潟競馬場でレパードS（GⅢ・ダート1800m）、函館競馬場ではエルムS（GⅢ・ダート1700m）といずれもダート重賞が行われた。これらのレースを予想したAI予想エンジンKAIBAは的中させることができたのか、振り返っていく。

レパードSで本命に推奨していたのは、レプンカムイ。先行力があり、鞍上の鮫島克駿騎手も新潟ダート1800mを得意としている点に着目した予想だった。2番枠から好スタートを切り、ハナを主張したレプンカムイだったが楽には行かせてもらえず、2角までロードシュトロームに競りかけられる競馬となる。

向正面に入ってからは単騎先頭でレースを進めることができたものの、3、4角中間地点から今度はメイショウムラクモに並びかけられて2頭が並んで直線へと向いた。

残り200mまでは食い下がったものの、そこからメイショウムラクモに突き放されて、さらにスウィープザボードにも交わされる形で3着に終わった。予想は2着となった10番人気のスウィープザボードが無印だったため、的中とはならなかった。

勝ったメイショウムラクモは、前走のいわき特別で7馬身差圧勝という結果を残していただけあって、ここでも力が違った印象。先々が楽しみになる初重賞制覇を飾った。また鞍上の柴田善臣騎手も岡部幸雄元騎手が持っていたJRAの重賞最年長勝利記録を更新し、人馬ともに嬉しい勝利となった。

上位2頭は前走マリーンS組

今年は例年とは異なり函館競馬場での開催となったエルムS。AIは過去10年で最多勝利をあげている「5歳」「前走マリーンS」「前走0.2秒差以内での惜敗」というデータに該当するダンツキャッスルを本命に推奨していた。

最内枠からスタートしたダンツキャッスルだったが、中団よりやや後ろのインコースから。しかし向正面から鞍上の菱田裕二騎手の手は動き始めており、楽なレースにはならなかった。直線では外に持ち出し追い上げを期待したものの、伸びずに9着という結果だった。

勝利したのは好位からレースを進めたスワーヴアラミス。直線では一旦、オメガレインボーが抜け出したところ間を割って伸びて、前走のマリーンSに続いて連勝を飾った。また重賞は昨年のマーチS以来2勝目、鞍上の松田大作騎手は2015年のクイーンS以来久しぶりの重賞制覇となった。 惜しくも2着に終わったオメガレインボーもマリーンS2着からの参戦。そして3着には重賞での好走実績もありながら11番人気と人気薄だったロードブレスが入っている。

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