【AI予想回顧】AIは×◎△で3連複的中 今年も4歳馬テルツェットとルメール騎手が鮮やかな差し切り勝ち

SPAIA編集部

2021年クイーンSを制したテルツェット,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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勝利を掴んだかと思われたが

大雨を切り裂く鮮やかな勝利──。そんな言葉がピッタリなレースだった。8月1日(日)に函館競馬場で行われたのは牝馬限定重賞、クイーンS(GⅢ・芝1800m)。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか、レース結果とともに振り返っていく。

AIの本命はマジックキャッスル。「4歳」「前走ヴィクトリアマイル組」「1番人気」と3つの好データが揃っていた。

スタート後、外からシャムロックヒルが行く構えを見せたが、内からローザノワールが気合をつけてハナを奪う。それらを見るような形でマジックキャッスルは4番手からレースを進める。

前半1000mの通過が59.9と淀みのない流れとなった中で3角から鞍上の手が動き始めたマジックキャッスルだったが、スムーズに直線へ。先に抜け出したフェアリーポルカを捉えて勝利を掴んだかと思われたが、ゴール前で強襲にあい惜しくも2着という結果に終わった。

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


サトノセシルは収穫のあった一戦

勝利したのは、道中後方を追走していたテルツェット。4角を回った時点でも11番手だったが、ルメール騎手のアクションに応えて馬群を割ってゴール前でキッチリ捕まえるという見事なレースぶり。距離延長、小回りの洋芝も全く問題にせず、ダービー卿CT以来となる重賞2勝目を飾った。

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


3着は8番人気だったサトノセシル。4角から直線に向く時点で勝ち馬のすぐ前のポジション。格上挑戦、そしてこれまでとは違う差す競馬で馬券圏内に好走出来た点で、収穫があった一戦と言えるだろう。

予想は×◎△で3連複3,910円が的中したものの、ゴール寸前で3連単が手中からこぼれ落ちた形に。AIにとっては悔しく大きいクビ差だった。

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