【AI予想回顧】アイビスSDは3歳牝馬オールアットワンスが優勝 AI本命馬の結果は?

SPAIA編集部

2021年のアイビスSDを制したオールアットワンス,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

初の千直挑戦は12着という結果に

先週末に行われた唯一の重賞レース、アイビスサマーダッシュ(GⅢ・芝1000m)。新潟名物の直線コースで争われる電撃戦を制した馬はどの馬か、またAI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返っていく。

本命はモントライゼ。3歳馬は06年のサチノスイーティー以来勝利馬が出ていないものの、やや手薄なメンバー構成を踏まえ3歳トップ格の短距離馬なら通用すると見ての推奨だった。

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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


3枠6番という内目の枠を引き当てたが、パドックではいつも通りの周回。馬体重は500kgでプラス8kgでの出走となった。まずまずのスタートを切ったモントライゼは川田将雅騎手に促されつつ徐々に外目へと進路を取り、2列目の外から4頭目というポジションからレースを運ぶ。

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しかし、残り400m過ぎで手応えが怪しくなり失速。勝ち馬から1.3秒差の12着という結果に終わり、的中とはいかなかった。

ただ1頭離れた最内を追走

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勝利したのは、同じ3歳馬のオールアットワンス。同じ2列目というポジションながら、こちらは道中の手応えは抜群で持ったままの追走。残り300mあたりから大外ライオンボスとの競り合いとなったが、51kgと軽量を活かして先頭は譲らなかった。

2着ライオンボスは前走の韋駄天Sでまさかの9着に敗れ、年齢的な衰えが見え始めたかと思ったがそこは“千直の王”。自慢のダッシュ力で外ラチ沿いのポジションを取って最後まで食い下がった姿はさすがというレースぶりだった。

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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


そして驚いたのは3着に入ったバカラクイーン。最内枠からスタートすると、躊躇することなく内ラチ沿いへと進路を取る。ただ1頭離れた位置からのレースとなったが、ゴール前まで見せ場十分で、新潟競馬場に訪れたファンからは次々に驚きの声があがっていた。

レース後のコメントからは開幕週、1枠1番ということを考慮しての戦略だったという。何事も事前の準備が必要ということを改めて証明したレースだったと言えるだろう。

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