【AI予想回顧】中京記念は本命アンドラステが勝利 函館記念と函館2歳Sの結果はどうだった?

SPAIA編集部

2021年函館記念を制したトーセンスーリヤ,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

9着という着順ほど悪くない内容

先週末は土曜日に函館2歳S(GⅢ・芝1200m)、日曜日に函館記念(GⅢ・芝2000m)と中京記念(GⅢ・芝1800m)という3つの重賞レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAはこれらのレースを的中させることができたのか振り返っていこう。

サマー2000シリーズの第2戦、函館記念でAIが本命に推したのはカフェファラオ。初芝、小回り、トップハンデ58.5kgと課題も多かったがポテンシャルの高さに期待してのものだった。

好スタートを切ったのはワールドウインズだったが、外からレッドジェニアルが勢いよく先頭へと躍り出る。さらにそこにマイネルファンロンも加わり、2ハロン目のラップが10.3となるなどハイペースで流れる。

1番枠だったカフェファラオは6番手のインからレースを進めていった。やはり初芝ということもあってか、勝負どころで反応の鈍さを見せたが何とか食い下がって直線へ。各馬がズラッと横一線になった中にいたものの、9着。しかし、ゴール手前で内のワールドウインズ、外のアイスバブルの間の狭いところに突っ込み追えない不利があったことを考慮すると、着順ほど悪くない内容だったと言えるだろう。

レースを制したのは横山和生騎手騎乗のトーセンスーリヤ。道中は前の2頭からやや離れた3番手を追走、徐々に進出していき早め先頭に立つと3馬身差をつけての快勝だった。

待望の重賞初制覇

今年は小倉の芝1800mで行われた中京記念。「川田将雅騎手×中内田充正厩舎」「馬主・社台RH」が強いコースというデータからアンドラステを本命に推奨した。

スッとハナに立ったディアンドルが主導権を握る中、アンドラステは3番手のインという絶好のポジションをキープ。直線はロスなく内を立ち回り、堂々先頭へと立つとそのまま押し切り勝ち。待望の重賞初制覇を飾った。

2着には大外から勢いよくカテドラルが伸びてきたが、3/4馬身及ばず。そして3着は最内から伸びてきたクラヴェルという結果だった。本命馬が勝利し、3着クラヴェルも対抗評価としていたものの、カテドラルには印を回しておらず、惜しくも的中とはならなかった。

1月生まれフェズカズマは9着

2021年函館2歳Sを制したナムラリコリス,ⒸSPAIA



今年の2歳世代最初の重賞となった函館2歳S。過去10年のデータから、1月生まれの複勝率が最も高いという点に着目し、唯一の1月生まれだったフェズカズマを本命に抜擢した。

スタートでダッシュがつかず後方からのレースとなったが、すぐに中団まで巻き返していったフェズカズマ。4角では大外を回し、追い上げが期待されたが初芝ということも影響したのか、伸びず9着という結果だった。

勝利したのは3番手追走から直線で外から伸びたナムラリコリス。内で食い下がるカイカノキセキを振り切り一番星に輝いた。そして鞍上の泉谷楓真騎手もこれが嬉しい重賞初勝利となった。3着には10番人気のグランデが追い込み、3連単は140,650円と波乱の決着に終わっている。


《関連記事》
【アイビスSD】ライオンボスもモントライゼも危険! 今年は波乱も考えたい新潟名物アイビスSDを大分析!
上手な付き合い方のコツは?ルメール騎手の「買える、買えない条件」
「関東馬の復権」「G1のルメール・川田・福永理論」 2021年上半期のG1をデータで振り返る

おすすめ記事