【AI予想回顧】プロキオンSはメイショウカズサがレコード勝ち AIは大波乱のレースを的中なったか

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

2番手から抜け出して重賞初勝利

7月11日(日)、福島競馬場では七夕賞(GⅢ・芝2000m)、小倉競馬場ではプロキオンS(GⅢ・ダート1700m)と2つの重賞レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想結果はどうだったのか、レース結果とともに振り返っていく。

9レース発走後に突然の豪雨、そして七夕賞発走前にも再び激しく雨が降った福島競馬場。稍重という馬場発表だったが、それ以上に馬場への影響もあったものと考えられる。内枠からハナを奪ったのはロザムール、2番手にトーラスジェミニという隊列で落ち着いた。

「関西馬×美浦所属騎手×ノーザンF」というデータに期待してAIが本命に抜擢したクラージュゲリエのポジションは6番手の外。平均ペースでレースが流れ、3角でワーケアが上がって行ったのとともに進出していったが、4角で苦しくなり13着に終わった。

勝利したのはトーラスジェミニ。ハンデ57kgを背負っていたが、粘るロザムールにクビ差をつけて重賞初勝利。2:02.2と時計を要する馬場になったことも味方したが、前走の安田記念で5着に粘ったのが伊達ではないという内容だった。3着争いも接戦となったが、ハナ差でショウナンバルディが制した。

大波乱の決着

前日の土曜日には2勝クラスで1:41.4というレコードタイムが出るほど、高速馬場だった小倉競馬場のダートコース。プロキオンS発走前から雨が降り、馬場は重へと1ランク悪化した状態でレースを迎えた。

AIの本命はサンライズホープ。道悪のダートで成績が向上するボールドルーラー系、マジェスティックウォリアー産駒という点に目をつけた。

スタート後にトップウイナーが出ムチを入れてハナを伺ったが、外からメイショウウズマサが交わしていき逃げる展開。向正面で雷鳴が轟く中、サンライズホープは3番手からレースを進めた。しかし、4角手前から鞍上の幸騎手の手が激しく動き始めて苦しくなり、6着に粘るのが精一杯という内容だった。

勝利したのはサンライズホープのすぐ内にいたメイショウカズサ。ボールドルーラー系でも、カジノドライヴ産駒のこちらが正解という結末に。残り100mで先頭に立ち、2着トップウイナーに2.1/2馬身差をつけての完勝だった。勝ちタイムは1:40.9のレコード。3着には逃げたメイショウウズマサが残り、9番人気→14番人気→12番人気の決着、3連単は1,944,140円の大波乱となった。

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