【宝塚記念】雨馬場での好走馬はやはり欧州血統 名牝系出身のアリストテレスに注目

SPAIA編集部

2021年宝塚記念に出走するアリストテレスの血統ⒸSPAIA

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母系に入って得意分野に変身

2021年6月27日、阪神競馬場で第62回宝塚記念が行われる。時期的なものもあって、ここ5年で4回が稍重での開催。現時点の週間予報を見る限り、週末の空模様は怪しい様子。そこで、過去に稍重で好走した馬の血統を調べてみると、やはりというか、時計のかかる馬場に強いとされる欧州血脈を内包しているパターンが多かった。

アリストテレスの血統インフォグラフィックⒸSPAIA


注目はアリストテレス。過去に稍重以下で走って3戦2勝。その割に雨馬場はあまり得意でないという話もあるようだが、父系、母系の両方にSadler's Wellsの血を持つ配合からは、実績通り巧者のイメージ。父エピファネイアは不良馬場の菊花賞勝ち。

ディープインパクト産駒には重馬場が得意という印象はないが、母の父に入ると不良馬場の菊花賞を勝ったキセキ、同じく不良馬場のサウジアラビアRCを勝ったステラヴェローチェなど、全く苦にしない馬が続々登場。フサイチコンコルド(ダービー)、ヴィクトリー(皐月賞)などが出る母系も優秀で、梅雨に行われるGIに似合いの血統といえる。

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