【宝塚記念】レイパパレが勝てば今世紀2頭目の珍記録 ローテーションに見られる特徴は?

SPAIA編集部

宝塚記念過去10年の勝ち馬ローテーションⒸSPAIA

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レイパパレの挑戦

2021年6月27日に行われる宝塚記念。ドバイSCから帰国初戦のクロノジェネシス、大阪杯で三冠馬を破ったレイパパレ、牡馬に混じって天皇賞(春)の長丁場を走ったカレンブーケドールと、上位人気が三者三様のステップを踏んできた。ローテーションに見られる特徴を分析する。

宝塚記念過去10年の勝ち馬ローテーションインフォグラフィックⒸSPAIA



2200mという微妙な距離設定ゆえ、かつては安田記念からの転戦もあったレース。だが、路線の棲み分けが進んだ昨今を象徴するように、過去10年の勝ち馬に直近1年間でマイル戦を使っていた馬はいない。天皇賞(春)や前年の有馬記念など、中長距離を主戦場にしてきた馬が優勢だ。

また、この10年、過去に2200m以上のレース経験がなかった馬は1頭も馬券に絡んでいない。そもそも出走自体も珍しいのだが、レイパパレ同様2000mまではクリアしていた16年アンビシャス(3番人気16着)や18年ヴィブロス(3番人気4着)が人気を裏切っている。

もしもレイパパレが勝って「2200m以上未経験馬」の勝利となれば、08年エイシンデピュティ以来13年ぶり、今世紀で2頭目の珍記録となる。重ねて言うが出走例自体が少ないため「消し」と断じることはしないが、この200m延長はそう簡単に突破できる壁ではないことも確かだ。


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