【天皇賞(春)】ここにも「直行」と路線分化の波 ローテーションから面白そうなオーソリティ

SPAIA編集部

天皇賞(春)の過去10年勝ち馬のローテーションⒸSPAIA

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大阪杯組が不在!

2021年5月2日に行われる天皇賞(春)は東西の前哨戦、日経賞と阪神大賞典の上位馬がそろい踏みのメンバー構成となった。このレースについて、ローテーションに見られる特徴を探っていこう。

天皇賞(春)勝ち馬のローテーションインフォグラフィックⒸSPAIA



かつて有力ステップの一つだった大阪杯がGⅠ昇格したことで、様相が変化。具体的には、11,16,17年で3勝を挙げる大阪杯組が、19年から今年まで、3年連続で出走ゼロなのだ。中距離馬、長距離馬という路線分化が進んだ結果だろう。

これと引き換えに、このレースにも訪れたのが「直行」のトレンドだ。といっても近2年はフィエールマンの連覇だが、それぞれAJCC、有馬記念からの直行で勝利している。

間隔を空けるローテに注目するならば、今年面白そうなのは2月以来の出走となるオーソリティ。ダイヤモンドS組は1986年以降で【0-1-0-20】の「消しローテ」として有名だが、前例が覆されていく昨今の事情を思えば“逆張り”の価値は十分にあるだろう。


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