【皐月賞】最終週の荒れ馬場で生きるサドラーズウェルズの血 タイトルホルダーに勝機アリ

SPAIA編集部

2021年皐月賞に出走するタイトルホルダーの血統ⒸSPAIA

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切れ味より底力

4月18日(日)に中山競馬場で行われる第81回皐月賞。「最も速い馬が勝つ」と言われるレースだが、逃げ切りとなると2008年のキャプテントゥーレまでさかのぼらなければならない。ペースが速くなりやすく、上がり勝負の切れ味より、タフな展開でも足を伸ばせる力強さが必要となってくる。

タイトルホルダーの血統表ⒸSPAIA



その観点からの注目はタイトルホルダー。父は皐月賞で異次元の切れ味を見せたドゥラメンテだが、それ以上に魅力なのが重厚な母系。母の父は英ダービーを制したSadler's Wells系のMotivatorで、祖母の父Shirley Heights、曾祖母の父Be My Guestともスタミナと底力に優れた種牡馬。

母系にSadler's Wellsの血が入っている皐月賞馬といえばアンライバルド、ディーマジェスティ、サートゥルナーリアなどが挙げられ、最終週の荒れ馬場克服にひと役買っている。上記3頭が走った皐月賞は前半1000メートル通過が58秒台前半、または59秒台前半とペースが速くなり、うち2年は上がり3ハロンが35秒台後半とかかっていた。前走は絶妙のペース配分で逃げ切ったタイトルホルダーだが、血統的に自らハイペースのスタミナ勝負に持ち込んでも勝機がありそうだ。

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