【桜花賞】スピードはもちろんオークス向きのスタミナも大事 血統からはサトノレイナス

SPAIA編集部

2021年桜花賞血統ⒸSPAIA

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スタミナも不可欠

4月12日に阪神競馬場で行われる第81回桜花賞。ここ5年、桜花賞3着以内馬のうち、オークスでも馬券に絡んだのは半分近くの7頭。マイル戦で必要なスピードはもちろん、2400メートルを乗り切れるスタミナも備わっていれば文句なしだ。

2021年桜花賞に出走するサトノレイナスの血統ⒸSPAIA



スタミナ面も考慮しての注目はサトノレイナス。母はアルゼンチンの1000ギニーとオークスを勝った活躍馬。全兄に弥生賞を勝ち、菊花賞3着のサトノフラッグがおり、スタミナに関しては文句なし。サトノレイナスはディープインパクト×Caro系の配合になるが、このパターンはダノンファンタジー(阪神JF)、キャトルフィーユ(クイーンS)など牝馬に活躍が多い。両系統とも軽い切れ味が持ち味なので、牝馬により合うのだと思われる。

もう1頭挙げるならエリザベスタワー。父Kingmanは欧州の快速王Green Desertの血を引く種牡馬で、愛2000ギニーなどマイルGIを4勝した一流馬。母ターフドンナはドイツオークス勝ち。父からスピードを、母からスタミナを受け継いでおり、春の二冠を戦い抜ける資質を持っている。上質な配合だが欧州血統で固められており、弱点があるとすれば速い時計の決着かと思っていただけに、前走を1分33秒台で走れたのは心強い。

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