【オーシャンS】ハイブリッド式消去法で残ったのは3頭 出走叶えば同コース“完勝”の穴馬を中心視

八木遊

過去10年のオーシャンS『前走馬体重480kg未満』かつ『前走馬体重減or増減なし』の成績インフォグラフィックⒸSPAIA

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5つのデータから絞れた馬は?

先週の『中山記念』は、本命ケイデンスコールと対抗ヒシイグアスのワンツーで決まり、ようやくこのコーナー今年初当たりとなった。Twitterで公開している全重賞レースの回収率もようやく60%を超え、今週は『オーシャンS』で2週連続的中を狙う。

いつも通り、過去10年のデータから、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を順に消去していく(1日現在、除外対象の4頭=グルーヴィット、ニシオボヌール、スギノヴォルケーノ、ジュニパーベリーも含める)。

『前走馬体重480kg未満』×『前走馬体重減or増減なし』★0.0%★

1つ目のデータでは、前走の馬体重に注目。中山1200mコースは厳しい流れになりやすく、さらに直線に急坂があるため、スピードと馬力が要求される。重賞レベルでは、ある程度の馬格は必須だ。

前走馬体重別で見ると、480kg以上あった馬の【8-9-7-77】(複勝率23.8%)に対し、480kg未満は【2-1-3-53】(同10.2%)。複勝率に2倍以上の開きがある。480kg未満の馬でも、前走馬体重が増えていれば【2-1-3-27】(同18.2%)と高い複勝率をマーク。しかし、前走馬体重減もしくは増減なしだった馬は【0-0-0-26】とすべて着外に沈んでいる。

除外対象を含めた登録20頭の中でこの条件に当てはまったのは7頭。1番人気が予想されるカレンモエは前走増減なしの464kgで出走しており、いきなり消去データに該当してしまった。実績以上に人気を集めることは間違いなく、妙味も薄いとみてカレンモエは無印とする。

【今年の該当馬】
・アイラブテーラー
・アストラエンブレム
・アンヴァル
・カイザーミノル
・カレンモエ
・コントラチェック
・ジュニパーベリー*

『4歳馬』×『キャリア10戦以下』★0.0%★

2つ目の消去データでは、年齢に着目。4歳馬は過去10年で【3-1-1-25】(複勝率16.7%)と悪くない。しかし、キャリア10戦以下で出走してきた場合は【0-0-0-10】と好走例はない。4歳馬を狙うなら、【3-1-1-15】(同25.0%)の11戦以上キャリアを積んだ馬にすべきだろう。

今年、キャリア10戦以下でオーシャンSに臨む4歳馬は上位人気が濃厚のアルピニズムとビアンフェ。2頭とも先行力を武器とするスピード馬だが、キャリア不足とみて消去する。

【今年の該当馬】
・アルピニズム
・ビアンフェ

『7歳以上』×『前走から中6週以下』★3.7%★

続いても年齢で消去馬を探したい。7歳以上の高齢馬は【1-3-3-47】(複勝率13.0%)と苦戦傾向。好走パターンは、前走からある程度の間隔を空けていること。前走から中7週以上なら【1-3-2-21】(同22.2%)とまずまずの成績。一方、中6週以下は【0-0-1-26】(同3.7%)と大苦戦している。

今年このデータに該当したのは、ダイメイフジ、ラヴィングアンサーなど5頭。3つ目の消去データを終え、20頭中早くも14頭が消え、残るは6頭だけとなった。

【今年の該当馬】
・キングハート
・ダイメイフジ
・ナリタスターワン
・ヒロイックアゲン
・ラヴィングアンサー

『母父SS系』×『前走8番人気以下』★5.3%

続いて母父の系統がサンデーサイレンス(SS)の馬に注目。過去10年で、【0-2-4-31】(複勝率16.2%)と勝ち馬はいないが、2~3着の多さが目立つ。しかし、前走で8番人気以下だった場合は【0-0-1-18】(同5.3%)で、前走7番人気以上の【0-2-3-13】(同27.8%)に比べ、信頼度は大きく落ちる。

今年これに該当したのは消去済みの2頭を含めて合計3頭。新たにエイティーンガールが消去対象となった。

【今年の該当馬】
・エイティーンガール
・(ダイメイフジ)
・(ナリタスターワン)

『前走ハンデ戦』×『前走から斤量増』★7.4%★

最後は、斤量に注目した。前走にハンデ戦を使われ、斤量増でオーシャンSに臨んだ馬は過去10年で延べ27頭。その成績は【0-0-2-25】(複勝率7.4%)で、連対馬はいなかった。

今年はニシオボヌールとヴェスターヴァルトがこれに該当。5つのデータを経て、20頭中17頭の消去に成功した。

【今年の該当馬】
・ニシオボヌール*
・ヴェスターヴァルト

5つの消去データを免れた3頭は、アウィルアウェイ、そして現時点で除外対象のグルーヴィットとスギノヴォルケーノ。2頭がそのまま除外されれば、アウィルアウェイの単勝1点勝負。繰り上がり1番手のグルーヴィットが出走すれば、アウィルアウェイとの馬連もしくはワイドで勝負したい。

注目しているのは、繰り上がり3番手のスギノヴォルケーノ。中山1200mで行われた3走前の南総S(3勝クラス)では、発走直後に鞍上が落馬。競走中止となったが、カラ馬状態のまま後方を進むと、直線見事な“差し切り勝ち”を収めた。もし出走が叶えば、スギノヴォルケーノを本命に抜擢するつもりだ。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、恥を覚悟でTwitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。


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