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【京都牝馬S予想】「複勝率わずか2.5%」の消しデータあり 今年チャンスがあるのは5頭だけ?

2021/02/19 17:00
SPAIA編集部 鈴木佑也
2021年京都牝馬SのデータインフォグラフィックⒸSPAIA

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阪神開催となる京都牝馬S

2月20日の阪神メインは京都牝馬S。もともと京都芝1600mで行われていたレースが、阪神牝馬Sの1400m→1600mという距離変更に連動する形で芝1400mに短縮。その京都牝馬Sが今年は阪神で施行される。

ということで、阪神牝馬Sが芝1400mで行われていた2006~2015年の10回分のデータを参照して…という「荒技」も頭をよぎったが、連続開催の後半、4月のGⅡと一緒にするのはいくらなんでも乱暴かと自重。

なお、この記事では京都牝馬Sを「近走で実力を発揮できなかった馬」の巻き返しに注目して予想していく。なんと今年の登録馬で前走馬券に絡んでいたのは、昇級戦となるリリーバレロただ1頭。普段以上に“近走の負け方”が重要なレースになりそうだ。

ほとんどの馬が「消し」データに該当

まずはレース傾向を見ていこう。再度になるが今年の登録馬で前走馬券に絡んだのは1頭だけ。そこで、「前走4着以下」の馬に関するデータをチェックしてみる。

すると、コースも距離も違うとはいえ、過去10年の京都牝馬Sで前走が重賞以外で4着以下だった馬は【0-0-1-39】と大不振。ちなみに、先ほどの「荒技」を使って06~15年の阪神牝馬Sについて同様に調べても【0-1-0-35】と悲惨な数字になっている。

「牝馬は格より勢い」とはよく耳にする競馬格言だが、格下のレースで馬券にもなれていない、つまり格にも勢いにも欠ける馬は苦戦必至ということ。この条件に該当する馬は「消し」でいいだろう。

と、このデータで今年の出走馬を消していくと、残るのはわずか5頭だけ。さあ、果たして的中が一気に近づいているのか、それともこの時点でハズレが確定してしまったのか。

久々の適条件で

本命はメイショウショウブ。阪神は阪神JF6着、ローズS5着、阪神C3着など、重賞でも健闘している得意コース。最近の大敗は重馬場、千二、ダートなどベストではない条件続き。特に前走のキーンランドCは開催終盤&降雨による内全滅のレースで、3枠5番から内を通らされる形が厳しかった9着。

阪神芝1400mで良馬場なら、久々の適条件。ただ、開幕週の競馬を見るに内が有利な傾向だっただけに、外枠がどうか。

対抗はシャインガーネット。前走のターコイズSは内で包まれながら、道中かなり引っかかる様子を見せていた。ファルコンSでは鮮やかな差し切りがあったように、距離短縮はプラスに出るだろう。左回りベターの感はあるものの、右回りが全く駄目というほどでもない。

3番手はイベリス。同条件の阪神Cはインディチャンプら好メンバーを相手に、前半34.0という速めの逃げを打って6着と善戦。相手が一気に緩和される今回、馬場も味方にそうそう捕まるまい。

以下、前走シルクロードS4着、3歳時にはフィリーズレビュー勝ちのリバティハイツを4番手。

残るはリリーバレロ。穴人気になりそうだが、前走は前後半36.8-34.4という緩流を2番手から抜け出したもので評価しづらい。今回は中1週で2戦連続の関西圏。クラブの6歳牝馬であるが故の強行軍という印象が否めず、こちらも無印評価に。

4頭しか印を打てていないということで、ここは1度消した中から「泣きの1頭」でアマルフィコーストを追加。近走は連敗続きだが、オープンで一度も好走がない千二はそもそも合っていない印象で、距離延長が奏功する可能性は秘めている。

▽京都牝馬S予想▽
◎メイショウショウブ
〇シャインガーネット
▲イベリス
△リバティハイツ
×アマルフィコースト


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