【京阪杯予想】単回収率296%データに該当する穴馬は?芝1200m重賞は距離延長を狙え

SPAIA編集部 鈴木佑也

2020年京阪杯のデータインフォグラフィックⒸSPAIA

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ジャパンカップ後のもうひと勝負

11月29日の東京メインレースはジャパンカップ。歴史的な三冠馬同士の対決に注目が集まる中、裏の阪神で行われるGⅢ・京阪杯を予想する。世間がジャパンカップ一色に染まる中でこの記事を読んでくれている熱心な競馬ファンのためにも、ぜひとも的中をつかみたい。

ちなみに、今年はジャパンカップが東京12レース。その後にこの京阪杯が阪神12レースとして行われる。11レースではないので、どうかお買い間違えのないようにご注意されたい。

さて、この記事では「近走で実力を発揮できなかった馬」の巻き返しに注目して、京阪杯の穴馬を探していく。個人的には武蔵野Sワンダーリーデル、東スポ杯2歳Sのプラチナトレジャーと痛恨の連続4着。季節同様お財布の冷え込みが厳しくならないよう頑張っていこう。

重賞で使える「千直リターン」

例年は中央屈指の前有利コース、京都芝1200mで施行されるため、ハクサンムーンの10番人気逃げ切りなど逃げ【4-1-0-5】(過去10年)のレース。だが、今年は阪神での開催。差し馬を送り出す各陣営はほくそ笑んでいることだろう。

そんな今年の注目馬はビリーバー。4走前の函館で大外をマクり気味に上がっていく豪快な競馬でオープン入り。続くアイビスSDでは3着と健闘している。

近2走はともに重馬場。極度の外差し馬場になったキーンランドCでは内枠から直線も内を突いて6着。前走も外枠有利が有名な千直で3枠6番という枠に泣き、いまひとつ伸びを欠いて6着だった。

意外な事実だが、芝1200m重賞においては距離延長組が高回収率を残している。といっても、距離延長=前走1000m組ということになるが…。前走ダートの馬はまた別の話として、以下は前走も芝だった馬に限定した場合のデータ(過去5年)を述べる。

芝1200m重賞の前走距離別



芝1200mの重賞において、前走から距離延長、同距離、短縮の3つで比較すると、連対率・複勝率は延長がトップ。より短い距離で慣らしたことが、短距離戦で重要となるスタート後のポジション争いにいい効果を及ぼすのだろう。

一方で、平均人気を見ると延長が9.9人気、同距離が8.3人気、短縮は8.1人気。先述したような事情とは反対に「前走1000mの馬は距離が持たなさそう」という心理が生まれているようだ。したがって、芝1200m重賞で距離延長組は単回収率296%、複回収率151%と激アツだ。

ビリーバーは前走が芝1000mで、今回芝1200m重賞に戻る。いわば「千直リターン」という形。延長が軽視されてオイシイ、というパターンに該当しており、文句なしの本命とする。

フィアーノロマーノの季節

対抗はフィアーノロマーノ。阪神コース【2-2-0-0】の適性に加え、季節別成績も特徴的。4~9月【1-0-0-6】に対し、10~3月の涼しい時期は【5-1-1-3】と絶好調の典型的な冬馬だ。グンと冷え込みを感じる今の気候はこの馬に味方するだろう。

3番手はカレンモエ。父ロードカナロア、母カレンチャンは現役時代にしのぎを削ったライバル、ともにスプリントGⅠ馬というロマンの塊。競馬ゲームに出てくる架空のスーパーホースのような配合だ。

半年休養を挟んだ2走前の佐世保Sは、前半32.2という強烈な激流を外の3番手からあわや押し切ろうかという2着だった。前走は中京で前半33.2の、またも強烈なハイペースを先行抜け出し。ここに来て本格化した印象だ。不利なペースで連続好走の近況を評価したい。勝てばコースこそ違えど父娘制覇となる。

以下、北九州記念でハイペースと大外枠に泣いたジョーカナチャン、同じく北九州記念で外枠、前走はGⅡ4着と健闘したタイセイアベニールまで印を回す。

プリモシーンは初のスプリントに加えて牝馬56キロという酷量、レッドアンシェルは外差し競馬をフルに利して6着止まりだったスプリンターズSの内容が物足りず、それぞれ無印とする。

▽京阪杯予想▽
◎ビリーバー
〇フィアーノロマーノ
▲カレンモエ
△ジョーカナチャン
×タイセイアベニール


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