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【天皇賞(秋)】2014年の勝ち馬スピルバーグとよく似た血統背景の馬とは?

2020/11/01 08:00
SPAIA編集部
フィエールマン血統

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血統的に中距離向でこそ

天皇賞・秋は直線の長い東京競馬場で行われる中距離レース。ディープインパクト産駒の得意分野と思いきや【1-6-1-33】。勝率は2.4%。勝ち切れていないのである。東京芝2000mの全レースだと勝率15.1%まで上がるので、天皇賞・秋だと流れなどが微妙にかみ合わないのかもしれない。

とはいえ、連対率自体は優秀なので注目して損はない。ディープインパクト産駒で唯一勝ったのは2014年のスピルバーグ。母系は短距離馬×長距離というパターンで、6頭いる同産駒の2着馬より母系に欧州の血が濃く入っているのが特徴だ。

今回の出走馬で似たようなの配合はフィエールマン。母の父Green Tuneはマイル前後で活躍した欧州の一流馬で、祖母の父Noir et Orはフランスの長距離重賞を勝っている。フィエールマン自身は菊花賞や天皇賞・春を勝つなど名ステイヤーとして地位を確立しているが、血統上はむしろ中距離がベストと思える。意外にも中距離GIに挑戦するのはこれが初めて。もしかしたら長距離で見せた以上の強さを見せるかも。


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フィエールマン五代血統

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