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【シリウスS予想】中京ダ1900mは「人気薄の差し」が狙い目 必勝ローテで臨む穴馬とは?

2020/10/03 06:00
SPAIA編集部 鈴木佑也
2020年シリウスSインフォグラフィックⒸSPAIA

ⒸSPAIA

カフェファラオ登場

10月3日に中京競馬場で行われるのはシリウスS(GⅢ・ダ1900m)。GⅠ前日のダート重賞だが、ユニコーンSまで圧巻の3連勝を見せてJDDでも断然の1倍台に推されたカフェファラオらが出走する。

さて、この記事では「近走で実力を発揮できなかった馬」の巻き返しに注目して穴馬を探していく。先週は本命のステイフーリッシュが3着、勝ち馬センテリュオが抜けという微妙な結果に。今度こそ、GⅠ前の景気づけに穴馬を指名して大きな的中を狙う。

なじみのない中京ダ1900mの特徴

今年の舞台となる中京ダ1900mはあまりなじみのないコース。オープンはおろか3勝クラスのレースすらほぼ行われておらず、重賞が施行されるのは「異常事態」といってもいい。

ということで、予想に入る前にコースデータを概観してみる。まず特徴的なのが、このコースは非常に荒れやすいこと。過去5年で85レースが施行されているが、出走した全頭の単勝を均等に買っていても回収率101%とプラス収支。通常80%に収束することを思えば、穴馬がよく勝っていることが分かるだろう。

中京ダ1900m脚質

脚質別では差しの単回収率が136%。一般的に、脚質別成績は逃げ先行の数字がよく、下級条件ではその傾向が加速する。にもかかわらず、オープン・重賞が行われない当コースで差しの回収率が高いのは極めて異質なことだ。

さらに「前走が4角10番手以下」かつ「今回6番人気以下」の単回収率は186%。後ろから行く穴馬を強気に狙っていいコースと判断できる。

“必勝ローテ”で臨む穴馬

では本題に入る。今回のメンバーで近走内容が気になるのはサクラアリュール。前走の三宮Sは最後方から、3角以降は馬群の大外を追い上げていくロスの大きい競馬。それでも上がり36.6というこの馬にとって精一杯の脚は使えている。勝ち馬と1.8差だから、単純計算で上がり34.8を出さなければ勝負にならない位置取りだったということ。展開も向かなかった。

サクラアリュールローテ別

この馬は出脚が遅く、自ら積極的に進んでいくタイプではないため、距離短縮(序盤のスピードが前回より速くなりやすく、後手を踏みやすい)を苦手、延長を得意としている。短縮では【0-0-2-3】、延長では【1-1-3-0】。延長時に複勝を買えば毎回当たっているわけで、“必勝ローテ”といってもいい。

前走が不得手な短縮、ロスの大きい競馬、展開不向きという一戦で人気を落として、今回は延長。しかもコース傾向に当てはまる人気薄の差し馬。一発を期待してもバチは当たるまい。

2番手はアルドーレ。馬体重480-499キロの範囲では【5-2-0-1】、それ以外では【0-0-1-4】。体重が整わなかった2~4走前の負けは無視できる。今回の体重が好走範囲に収まる前提だが、厚い印を打つ。

3番手には前走、初めてまともに砂を被る形で負けたカフェファラオ。今回は伸び伸び走れる外枠を引けた。ここで負けるようだと春の評価を改める必要がありそうだ。

以下、2走前に厳しく競られる形の逃げがあったメイショウワザシ、前走は先行し、向正面でマクってきた馬に応戦して11.6を刻むキツい展開でも押し切ったダノンスプレンダーまで抑えておく。

▽シリウスS予想▽
◎サクラアリュール
〇アルドーレ
▲カフェファラオ
△メイショウワザシ
×ダノンスプレンダー