【AI予想回顧】オールカマーは◎○△、神戸新聞杯も◎▲でダブル的中

SPAIA編集部

イメージ画像ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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直線では持ったままで突き放す

9月27日(日)中京競馬場では神戸新聞杯(GⅡ・芝2200m)、中山競馬場ではオールカマー(GⅡ・芝2200m)と2つの重賞レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか。まずは無敗の2冠馬コントレイルの秋の始動戦として、大きな注目を集めた神戸新聞杯から振り返っていこう。

AIも単勝1.1倍と圧倒的な人気を集めていたコントレイルにあえて逆らうことはせず、本命に推奨。馬自身の能力が抜けているということに加え、鞍上の福永騎手も過去5年の中京芝2200mで勝率16.7%、連対率40.0%、複勝率56.7%と好成績を残していることも評価した。

対抗にはスプリングS4着、京都新聞杯3着とあと一歩のレースが続いているファルコニア。ローズSで久々に重賞を勝利して勢いに乗る川田騎手の騎乗にも期待した。以下、日本ダービー3着のヴェルトライゼンデと5着のディープボンド、そして最後に穴でマンオブスピリットまで印を回していた。

正面スタンド前での先行争いは、各馬が様子を伺いつつ牽制しあっているようにも見えたが、パンサラッサが逃げる形で落ち着いた。AIの推奨馬ではディープボンドが3番手の外、注目のコントレイルは7番手のインコースで脚を溜める。そこから2馬身ほど後ろにファルコニア、その後ろにヴェルトライゼンデ、マンオブスピリットは最後方からレースを進める。

3コーナー入り口で馬群は密集。ディープボンドなど先行していた各馬の手が動き始めるが、コントレイルは馬群の中で動かず。しかし直線に向いてあっという間に前に並びかけると、持ったまま先頭へと躍り出る。残り200mを切って、福永騎手は2度ほど見せムチを振ったが、その後は持ったままで完勝。勝ちタイムは2:12.5だった。

2着は大外から追い込んだヴェルトライゼンデ。熱発でセントライト記念を回避したが、改めて力上位だということを証明した。そして3着には14番人気の1勝馬ロバートソンキーが入り、3頭が菊花賞への優先出走権を獲得。馬単で620円と配当は安かったが、AIの予想も◎▲で的中した。

牝馬のワンツー、予想は◎○△で的中

今年は9頭と少頭数のレースとなったオールカマー。AIが本命に推奨したのは、2200m戦では【1-2-0-1】、着外となったレースも昨年のエリザベス女王杯4着と安定した成績を残しているセンテリュオだった。

対抗には重賞未勝利ながら、オークス、秋華賞、ジャパンCとGⅠで2着が3回あるカレンブーケドールを推奨。過去10年のオールカマーにおける性別の連対率では牡馬13.3%に対し、牝馬は25.0%というデータを踏まえて、牝馬2頭を上位に並べた。以下、ミッキースワロー、ステイフーリッシュ、クレッシェンドラヴと人気馬を順当に評価した。

好スタートからレースの主導権を握ったのは、1年8か月ぶりのレースとなったジェネラーレウーノ。2番手にステイフーリッシュ、3番手の外にカレンブーケドール、内にはクレッシェンドラヴがつけて積極的な競馬を見せる。1番人気のミッキースワローは5番手、1馬身半後ろにセンテリュオが追走して、前半1000mの通過は1:04.3と超スローペース。

堪らずに津村騎手のカレンブーケドールが外から動いてジェネラーレウーノに並びかけるが、三浦騎手ももう一度巻き返す。1200mから1400mのレースラップは12.5だったが、その後は11.6とペースアップし、勝負どころを迎える。

手応えよく直線に向いたカレンブーケドールが抜け出し、クレッシェンドラヴとステイフーリッシュが追い上げる。しかし、大外からグングンと差を詰めてきたのはセンテリュオ。ゴール前は牝馬2頭による大接戦となったが、センテリュオがハナ差で差し切って重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは2:15.5、カレンブーケドールはこれで4戦連続の2着、3着にはステイフーリッシュが入った。

AIの予想は◎○△で見事に的中。5番人気→2番人気→3番人気の決着で、3連単は21,480円という配当だった。

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