【オールカマー】消去を確実に免れたのはただ1頭 ハイブリット式消去法で決まる鉄板の軸馬は?

八木遊

オールカマー過去10年データ

ⒸSPAIA

5つのデータから絞れた馬は?

先週の『セントライト記念』は、消去を免れた出走馬3頭のうちサトノフラッグとガロアクリークはそれぞれ2着と3着に好走したが、3頭目のフィリオアレグロが7着に敗れた。優勝したバビットを4つ目の条件で消してしまったことは痛恨の極み。

めげずに今週も過去10年の『オールカマー』から複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。馬券対象から、1頭でも多く“消去”して週末の予想に臨みたい。今年の『オールカマー』ではどの馬が凡走する確率が高いのか、データで迫った。

『前走から距離短縮』×『今回斤量増』★6.7%★

前走からの距離短縮組は、【2-1-3-25】で複勝率19.4%とまずまず。ただし斤量が前走と同じか減っていれば、【1-1-3-11】で、複勝率31.3%と高い好走率を誇る。一方、前走から斤量が増えた場合は、【1-0-0-14】と苦戦を強いられている。

今年このデータに該当したのは、前走の日経賞から距離短縮で臨むサンアップルトン。斤量が55kgから56kgに増えることがマイナスに出た。

【今年の該当馬】
・サンアップルトン

『前走馬体重490kg以上』×『母父ノーザンダンサー系』★7.1%★

2つ目の消去データは、前走の馬体重に注目。同じ中山2200mで行われた21日のセントライト記念で、460kg台のバビットが勝ったように、大型馬はこのコースとあまり相性が良くない。特に前走490kg以上だった馬で母父がノーザンダンサー系だった場合は過去10年で、【0-0-1-13】と苦しんでいる。

今年は、1番人気が有力視されるフィエールマン(※回避)を含む4頭が消去対象となった。フィエールマンは前走の天皇賞・春が490kgちょうどでの出走。2つの条件を経て、登録10頭のうち5頭が早くも消えた。

【今年の該当馬】
・アウトライアーズ
・クレッシェンドラヴ
・ジェネラーレウーノ
・フィエールマン

『前走中団/後方』×『今回7~8枠』★8.3%★

3つ目の条件は前走の位置取りに注目。中団か後方だった馬が今回7枠か8枠に収まれば条件を満たす。過去10年でこの条件を満たした馬は、【2-0-0-22】だった。現時点で枠は発表されていないため、前走の位置取りを確認したところ、ジェネラーレウーノとミッキースワロー以外の8頭が中団か後方という位置取りだった。

ジェネラーレウーノは2つ目の条件ですでに消去されており、3つ目のデータでは、ミッキースワロー以外の9頭に消去の可能性がある。

『非SS系』×『前走5番人気以下』★8.6%★

4つ目のデータは血統と前走人気に注目した。父系が非サンデーサイレンス(SS)系の馬は、過去10年で【6-1-3₋50】で複勝率は16.7%。SS系の26.7%を下回る。さらに非SS系が前走5番人気以下だった場合は、【2-0-1-32】で、複勝率は8.6%まで落ち込む。

今年この条件を満たしたのは、2018年の菊花賞以来、1年11か月ぶりのレースを迎えるオウケンムーンだけだった。

【今年の該当馬】
・オウケンムーン

『前走初角12番手以下』×『前走上がり3位以内』★9.1%★

最後は前走最初のコーナーでの位置取りに注目した。ここで12番手以下だった馬で、かつ3位以内の速い上がりをマークしていた馬は、【1-0-0-10】で10%を割り込んだ。逆に上がりタイムが4位以下なら【1-1-0-8】で複勝率は20.0%。中山2200mでは速い上がりを繰り出せる脚は仇となるのかもしれない。

今年このデータには4頭が該当したが、うち3頭はすでに消去済み。残ったセンテリュオが新たに消去確定となった。

【今年の該当馬】
・(アウトライアーズ)
・(クレッシェンドラヴ)
・(サンアップルトン)
・センテリュオ

登録10頭中、確実に残るのはミッキースワローだけ。カレンブーケドールとステイフーリッシュは1~6枠に収まれば、消去を免れる。今のところ、馬券はミッキースワローの1着固定で思案中だ。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。競馬との出会いはメジロマックイーンが勝った1990年菊花賞。その後、オルフェーヴルに魅了され今に至る。思い出のレースはトウカイテイオーが勝った1993年有馬記念とウイニングチケットが勝った1993年日本ダービー。

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