【AI予想回顧】ローズSはリアアメリアが勝利も3連単113万馬券が飛び出す! セントライト記念はバビットが逃げ切り重賞連勝

SPAIA編集部

イメージ画像ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

リアアメリアが勝利、本命フアナは11着

9月20日(日)、中京競馬場では秋華賞トライアルのローズS(GⅡ・芝2000m)、21日(月)には中山競馬場で菊花賞トライアルのセントライト記念(GⅡ・芝2200m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのだろうか。ローズSから振り返っていく。

AIの本命は、前走1勝クラスを勝利して挑むフアナ。春にはフローラSで3着という実績に加えて、角居厩舎は過去10年のローズSで7戦2勝、3着2回と好成績を残しており、秋華賞の権利獲りに向けての本気度の高さに期待した。

対抗はリリーピュアハート。オークスではスタートで躓いて落馬寸前だったところから追い上げて9着は健闘したと言っていい。しっかりと能力を発揮できれば好勝負になると見たようだ。以下、リアアメリア、クラヴァシュドール、デゼルとオークス組の実績馬3頭を加えた5頭に印を打っていた。

レースの主導権を握ったのはエレナアヴァンティ、そしてリアアメリアが2番手、中団の外目を追走するクラヴァシュドール、その2馬身後ろにリリーピュアハート、後方3、4番手にいたデゼルを内からフアナが交わしていき、前半1000mは1:00.9で通過する。

直線に向いて早め先頭に立ったのはリアアメリア、リードを3馬身ほどに広げる。残り200mを切って、内ラチ沿いからオーマイダーリン、外からクラヴァシュドール、間をついてムジカ、さらに大外からはデゼルと4頭が伸びてきていたものの、全く相手にせず。そのままリアアメリアが1:59.9というタイムで押し切り、2歳時のアルテミスS以来となる重賞2勝目をあげた。

2着は14番人気のムジカ、3着は11番人気のオーマイダーリンが入り、秋華賞への優先出走権を獲得。3連単の配当は1,139,000円と大荒れの決着となった。

本命のフアナは後方を追走。内をロスなく通って直線に向いたが、伸びを欠き11着に敗退。過去のレースで使った上がり最速は、阪神1800mの未勝利戦を勝利した際の34.0。切れるタイプではないので、もう少し前でレースを進めたかった。

バビットが逃げ切り、本命フィリオアレグロは7着

菊花賞への3枚の切符をかけて争われたセントライト記念。AIの本命馬はフィリオアレグロだった。共同通信杯、青葉賞ではともに3着と能力は見せつつも、うまく賞金を加算できておらず、菊花賞出走に向けても好走することが必須なだけに堀厩舎の万全の仕上げに期待した。その他はリスペクト、ガロアクリーク、サトノフラッグ、ダノンファストに印を回していた。

予想通り、ハナを切ったのはラジオNIKKEI賞の勝ち馬バビット。2番手にココロノトウダイ、ガロアクリークは3番手のインコースを追走する。その半馬身後ろにリスペクト、中団の7番手にサトノフラッグ、直後にダノンファスト、本命のフィリオアレグロはそこから少し離れた後方2番手を追走する形となった。

3、4コーナー中間地点から少しずつペースアップし、逃げるバビットにガロアクリークが差を詰め、外からはサトノフラッグも進出を始める。直線に向いて前の争いはその3頭に絞られたが、粘るバビットの脚色は衰えず。そのまま押し切り、重賞連勝を果たした。勝ちタイムは2:15.0、2着サトノフラッグ、3着ガロアクリークまでの3頭が10月25日(日)に行われる菊花賞への優先出走権を手にした。

AIの本命フィリオアレグロは7着。前半1000mの通過が1:02.6とスローペース、加えて4コーナーでは前にいた3頭での決着となったのであれば、当然後方の位置どりでは勝負にならない。またメンバー中、上がり最速タイムだったヴァルコスでも36.5と、上がりのかかる馬場もフィリオアレグロにとっては合わなかったのだろう。

おすすめ記事