【ローズS】「1番人気が5勝」「オークス3番人気以内の連対率50%」など 当日まで覚えておきたいデータ

勝木淳

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1人気堅実、人気薄狙いは…

くどいようだが、今週も関西は阪神ではなく中京開催。ローズSは阪神芝外回り1800mから、中京芝2000mに変更。コーナー4つの2000m戦は回りこそ異なれど、秋華賞と同じ。秋華賞を占う意味では例年以上に注目すべき一戦だろう。ただし、ローズS単体で考えればほぼ別のレースになってしまったので、過去10年データは全く通じない、以上。

と、それでは本記事の意味がないので、今週も馬場状態やコース形態の影響を受けない、ローテーションを中心にローズSを大枠から分析したい。なおデータは過去10年のものを使用する。

人気順別成績(過去10年)ⒸSPAIA

1人気【5-1-0-4】勝率50%、複勝率60%で1人気の信用度は極めて高い。軸は黙って1人気でもいいほどだが、連対した6頭はすべて前走オークス出走馬。いわば、春の既成勢力だった。

オークスから直行でも6着に負けた18年サトノワルキューレや、10年オークス1着同着後に4着だったアパパネなど例外もいるので、簡単にはいえない。だが、ほかの1人気敗退組はダービーに出走したレッドリヴェール(14年)や、皐月賞から直行したファンディーナ(17年)は、いずれもオークス不出走組だった。

ただ、この2頭も春の既成勢力ではあり、どうも夏の上がり馬よりは春の既成勢力の取捨選択を考えるほうがよさそうだ。

前走オークス組の取捨選択とは

そこで前走クラス別成績からみてみる。

前走クラス別成績(過去10年)ⒸSPAIA

前走GⅠ組は【8-4-3-46】と10年で8勝、しかも前走がオークスだった馬は【8-4-3-36】。オークス組には逆らえそうにない。

しかしながら複勝率はGⅡ組33.3%、オープン33.3%、2勝クラス25%、未勝利25%とGⅠ以外も数字が出ている。人気はGⅠ組に集中するため、おいしいのはGⅠ以外ともいえなくもない。ちなみにGⅠ組以外の複勝回収値は1勝クラスを除き100超である。

前走オークス組の前走着差別成績(過去10年)ⒸSPAIA

2冠馬デアリングタクトが秋華賞直行で不在。データは負けた組を中心にみる。オークスの着差4秒以内まで好走馬を出しているので、オークス組ならなんでもよさそうだが、0秒3~0秒5負け【3-1-1-7】勝率25%、複勝率41.7%には注目。

想定馬からはリアアメリアが該当。同馬は2000m戦になってトライアルらしいゆったりとした流れになればチャンスがありそうだ。阪神JF、桜花賞は掲示板外ながらオークスは4着。スピードより末脚の切れを求められる舞台であれば前進はあるだろう。

前走オークス組の前走人気別成績(過去10年)ⒸSPAIA

オークスは1人気デアリングタクトが勝ったが、2、3着は7、13人気といわゆるヒモ荒れだった。ここで人気を裏切った組こそローズSで狙いたい。

オークス2人気【2-1-0-2】、3人気【1-1-1-2】とオークス上位人気馬はローズSで好走する傾向があり、該当するデゼルやクラヴァシュドールはオークスの着順を気にせず狙ってみたい。

前走オークス組の前走脚質別成績(過去10年)ⒸSPAIA

オークスでの脚質からローズS好走馬を占うと、オークスで後方から競馬した馬は【3-0-1-6】、中団は【4-4-2-23】と、後ろの方で競馬をした馬に利がある。

先行は勝率14.3%と数字はよさげだが、【1-0-0-6】で好走はたった1頭しかおらず、データとしては中団~後方組を優位にとりたい。先行したクラヴァシュドールより4角13番手だったデゼルや10番手のリアアメリア、12番手のリリーピュアハートを高く評価したい。

確かに、本来の阪神芝1800mが差し馬有利なコースということもあるのだが、中京芝2000mもまた急坂を2度越えるコースで差し馬向き。このデータは使えそうだ。

ライタープロフィール
勝木 淳
競馬ライター。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。YouTubeチャンネル『ザ・グレート・カツキの競馬大好きチャンネル』にその化身が出演している。

2020年ローズSデータインフォグラフィック

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