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【AI予想回顧】北九州記念は本命馬レッドアンシェルが1着 次元の違う末脚で重賞2勝目を飾る

2020/08/24 17:15
SPAIA編集部
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本命ポンデザールは4着

毎年豪華なメンバーが集結する札幌記念(GⅡ・芝2000m)。今年は12頭と少頭数となったが、大阪杯の勝ち馬ラッキーライラックなどGⅠ馬3頭が出走した。AI予想エンジンKAIBAの本命馬は、前走の札幌日経オープンをレコード勝ちして挑んできたポンデザール。

同馬は3戦3勝と札幌コースを得意としていることに加え、騎乗するルメール騎手は過去10年で札幌競馬場・芝コースでの複勝率が65.3%、管理する堀厩舎も40.7%と相性の良いデータがそろったことが推奨理由としてあげられる。対抗以下はラッキーライラック、ノームコア、カウディーリョ、アドマイヤジャスタという予想となっていた。

ハナを切ったのは、前走の函館記念でハイペースを刻んだトーラスジェミニ。1番人気のラッキーライラックは、それをピッタリとマークして2番手からレースを進める。AI本命のポンデザールはそこから3馬身ほど後ろの6番手外目を追走し、前半1000mを1:00.3と落ち着いたペースで通過していく。

残り800mの標識を過ぎたあたりから徐々にペースが上がり、ポンデザールの鞍上ルメール騎手の手が動き始め、左ムチが入る。今までであればここで脱落していったのだが、今回は最後までしぶとく粘り4着。馬券には結びつかなかったが、進境が伺えるレース内容だったと言えるだろう。

勝利したのは、中団のインコースをロスなく追走していたノームコア。横山典騎手が直線だけ外にエスコートすると、上がり34.5の末脚を使って、1:59.4というタイムで力強く駆け抜けた。さらに後方にいたペルシアンナイトが大外から伸びて2着、早め先頭に立ったラッキーライラックは交わされて3着に終わり、結果的に出走したGⅠ馬3頭が上位を占める形となった。

8番手追走から直線で突き抜ける

小倉競馬場ではサマースプリントシリーズの北九州記念(GⅢ・芝1200m)が行われた。過去10年全てで3連単が万馬券と荒れるレースが続いており、今年も混戦必死というメンバー構成だった。そんな中、AIはCBC賞3着から挑んだレッドアンシェルを本命に推奨。雨予報が出ていたこともあり、昨年のCBC賞を不良馬場で勝利していることもプラスになると判断したのだろう。以下、アウィルアウェイ、トゥラヴェスーラ、ジョーカナチャン、モズスーパーフレアまで印を回していた。

レース当日の小倉競馬場は、昼前に一時的に激しい雨が降り、すぐに止んだものの北九州記念は稍重で行われた。大外からジョーカナチャンが好スタートを切ったが、内からそれを上回るスピードで先手を奪ったのは1番人気でハンデ56.5kgのモズスーパーフレア。11.5-10.3-10.6とラップを刻み、前半600mの通過は32.4とハイペースで通過する。

本命レッドアンシェルは、3番手評価のトゥラヴェスーラを前に見る形で8番手のインコースからレースを進める。直線では、モズスーパーフレアが逃げ切るかと思われたところ、馬群を割って強襲。一頭だけ次元の違う末脚で豪快に差し切り、昨年のCBC賞以来となる重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは1:07.8だった。

接戦となった2着争いだったが、逃げたモズスーパーフレアが粘って2着、3着には4コーナー14番手追走だったアウィルアウェイが入った。予想は◎×○で的中。レッドアンシェルが8番人気、アウィルアウェイが10番人気と、ともに重賞勝ちの実績があったにも関わらず人気薄だったため、配当的にはおいしい配当となった。