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【AI予想回顧】小倉記念はアールスター×長岡騎手が3連単137万馬券の波乱を演出! 本命馬サトノルークスには不向きな展開に

2020/08/17 17:00
SPAIA編集部
イメージ画像ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

サトノルークスは11着


先行馬が多く、どの馬が逃げるのかに注目が集まったが、出ムチを入れてハナに立ったのはミスディレクションだった。2番手にタニノフランケル、少し離れた3番手にノーブルマーズとサマーセントの2頭が並び、サトノルークスはそこから3〜4馬身離れた8番手を追走。縦長の隊列で前半1000mを58.1と速いペースで通過する。

3コーナーに差しかかるあたりで馬群は一気に凝縮して、ミスディレクションは後退。外からロードクエストが捲っていき、内からタニノフランケルとランブリングアレーを加えた3頭が並んで直線へと向く。

残り200mを過ぎたあたりで、最内の狭いところを突いて抜けてきたのは10番人気のアールスター。4コーナー12番手の通過だったサトノガーネットの猛追を凌ぎきって、見事に勝利した。勝ちタイムは1:57.5、鞍上の長岡禎仁騎手とともに初重賞制覇を飾った。

2着のサトノガーネットは6番人気、3着のアウトライアーズは13番人気と人気上位勢が総崩れで、3連単は1,374,190円と波乱の決着となった。

AIの本命馬サトノルークスは、3コーナーでレースが動いたところでもレースの流れには乗れていたように感じた。しかし直線で瞬発力勝負になってしまっては分が悪く、11着という結果に終わった。

サトノアーサーは久々の重賞勝利

新潟競馬場ではサマーマイルシリーズの第3戦、関屋記念(GⅢ・芝1600m)が行われた。戦前は雨馬場になることが想定されており、SPAIA予想陣は道悪適性を考慮しての予想が多かったが、AIは過去の実績を評価してプリモシーンを本命馬に推していた。以下、サトノアーサー、グルーヴィット、アンドラステ、クリノガウディーという予想となっていた。想定よりも雨量が少なく、良馬場で行われたレースでプリモシーンは結果を残すことができたのか振り返っていこう。

スタートして横並びとなった先行争いの中、大外枠からハナに行ききったのはトロワゼトワル。2番手にミラアイトーン、その外にクリノガウディーという隊列となり、プリモシーンは中団馬群やや後ろのインコースからレースを進める。

前半800mは46.3と平均ペースで通過し、659mと日本一長い新潟の直線コースでの攻防へと移る。先頭は依然としてトロワゼトワル、リードを3馬身ほどキープ。2番手以下はミラアイトーン、アンドラステなど混戦となるが、それらを外から一気にかわし去って突き抜けたのは、道中17番手を追走していたサトノアーサーだった。勝ちタイムは1:33.1、2着には逃げたトロワゼトワルが粘り、3着には1番人気のアンドラステという結果に終わった。

サトノアーサーは2018年のエプソムC以来、2年2か月ぶりの嬉しい勝利。また騎乗していた戸崎圭太騎手も5月に大怪我から復帰して以降、初の重賞制覇となった。

AIの本命プリモシーンは、直線に向いてから全く見せ場がなく15着に大敗。56kgの斤量を背負っていたこと、良馬場発表ながら時計のかかる馬場が合わなかったことなど、敗因はいくつか考えられるものの、それらを加味しても負けすぎ感は否めない。