【AI予想回顧】東西ともに大荒れ!内田騎手は2週連続の重賞制覇!

SPAIA編集部

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レーン騎手騎乗のジナンボーは9着

雨の影響を受け、重馬場の中で行われたサマー2000シリーズ開幕戦の七夕賞(GⅢ・芝2000m)。AI予想エンジンKAIBAの本命馬はジナンボー。先週に引き続き「レーン騎手×堀厩舎」が好相性というデータを信頼しての推奨だったが、結果はスタートで出遅れて後方からのレースとなり、9着に終わった。 レーン騎手は7月18日(土)から2日間の騎乗停止ということもあり、七夕賞が今回の短期免許期間で最後のレースとなった。

すでに3か月の短期免許を使い果たしているので、2021年までこのデータを使う機会はないが、振り返ってみると皐月賞と日本ダービー2着のサリオス、ユニコーンSを勝利したカフェファラオは馬券圏内に好走してくれたものの、NHKマイルCのルフトシュトローム、ラジオNIKKEI賞のグレイトオーサー、そして七夕賞のジナンボーでは結果を残せず。

AIとしては、様々なデータがある中で「レーン騎手×堀厩舎」というデータに固執し、振り回されすぎた感が否めない3か月だった。

レースは、3戦ぶりに芝のレースに参戦してきたパッシングスルーが逃げる形に。しかし、2番手を追走していたウインイクシード以外の馬は、馬場が悪い内の約5頭分を避けて走り、前半1000mの通過は1:01.3と淀みないペースで勝負所に差し掛かる。

依然としてパッシングスルーが粘るなか、マイネルサーパスとブラヴァスが外を回って早目に進出するが、それらを尻目にぽっかりと空いた内から勢いよく伸びてきたのはクレッシェンドラヴ。残り200mで抜け出し、外から馬体を併せてきたブラヴァスを退けるとそのままゴール。勝ちタイムは2:02.5だった。

昨年2着だった悔しさを晴らすとともに、福島記念以来となる重賞2勝目を飾った。また騎乗していた内田騎手も、ラジオNIKKEI賞に続いて2週連続の重賞勝利となった。

59kg、右回りも全く問題にせず

今年は中京競馬場ではなく、2010年以来の阪神競馬場での開催となったプロキオンS(GⅢ・ダート1400m)。前日の土曜日は不良馬場からのスタートとなったが、天候とともに馬場状態は回復し、レースは稍重で行われた。AIの本命馬はキャリア11戦中、馬券圏外となったのは1度だけと安定感があるレッドルゼル。脚質に幅があるという点にも着目した。

好スタートから先頭に立ったのは、重賞2連勝で勢いに乗っての参戦だったラプタス。2番手にはトップウイナーとヤマニンアンプリメが並んで追走。さらにその直後のインコースにレッドルゼルという展開で、前半600mを34.3と速いペースで通過していく。

3、4コーナー中間地点ではラプタスのリードが徐々になくなり、前は3頭が横並び。そのまま最後の直線へと向いた。本命のレッドルゼルは、空いた最内から伸びを見せるかと思ったが、結局伸びずに8着止まり。

かわって大外から勢いよく伸びてきたのは、GⅠ勝ちのある実績馬サンライズノヴァ。トップハンデ59kgをものともせず、1:21.8というタイムで豪快に突き抜けた。2着は1年ぶりのレースで初ダートだったエアスピネル、3着は先行したヤマニンアンプリメという結果に終わり、3連単は826,670円という高配当となった。

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