【宝塚記念】雨馬場に屈しない母系の持ち主は?サートゥルナーリアは大丈夫?

SPAIA編集部

2020年宝塚記念に出走するスティッフェリオ五代血統表ⒸSPAIA

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欧州型×欧州型に期待

宝塚記念は梅雨の時期でもあり、切れ味よりパワー優先となる傾向がある。

産駒別にみると、ここ10年の最多出走はディープインパクト産駒の25頭だが、勝利を収めたのは2016年のマリアライトの1勝のみ。そのマリアライトも重馬場巧者として有名で母系にもそれが良く出ている。

近年ではその中でも欧州型×欧州型というパターンが好成績を残していて、雨が予想される今年の宝塚記念でも注視すべきファクターとなりそうだ。

この条件を満たす今年の出走馬で注目したいのは、スティッフェリオ。母の父MtotoはイギリスのKジョージ六世&QエリザベスSやエクリプスSを勝った一流馬で、今や絶滅危惧種となったスタミナ満載のBlandford系。

母自身は短距離馬で、祖母の父もマイラーのCape Crossだが、スティッフェリオ自身が天皇賞・春で好走したように母の父の影響が濃く出ているのだろう。もちろん、産駒が宝塚記念を5勝している父ステイゴールドの存在も頼もしい限り。

一方で、一番人気が予想されるサートゥルナーリアは良馬場以外経験したことがないが、祖母の父がSadler's Wellsで、半兄エピファネイアは不良馬場の菊花賞を楽勝。雨馬場を苦にしない可能性が高い。

スティッフェリオ五代血統

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