【AI予想回顧】エプソムCは3連単400万馬券の大波乱!マーメイドSは推奨馬5頭全てが掲示板に好走

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ジリジリと伸びるも6着
前日の土曜日から降り続いた雨の影響で、不良馬場の中行われたエプソムC(GⅢ・芝1800m)。AI予想エンジンKAIBAの本命は、2年前に重馬場でこのレースを制しているサトノアーサーだった。
大外枠から勢いよく先手を奪ったのはトーラスジェミニ。前半1000mの通過が59.1とハイペースで縦長の隊列となる中、サトノアーサーは中団からのレースとなった。残り600m過ぎからレーン騎手が気合いをつけて進出し、直線ではジリジリと伸びてはいたものの、6着。道中の手応えも良さそうだったが、飛びの大きいサトノアーサーに不良馬場は堪えたのかもしれない。
勝利したのは、道中2番手を追走していた9番人気のダイワキャグニー。極悪馬場にも関わらず、その走りは全く左右にぶれることなく、力強いフォームで最後まで真っすぐに駆け抜け、13度目の挑戦で重賞初制覇を果たした。2着には、すくって伸びてきた5番人気のソーグリッタリング、3着は逃げ粘った18番人気のトーラスジェミニが入り、内を通った先行馬が上位を占める結果となった。
最低人気のトーラスジェミニの好走によって、3連複は739,440円、3連単の配当は4,219,320円と配当も大荒れとなった。
後方から猛追するも5着まで
阪神競馬場では牝馬限定のハンデ重賞、マーメイドS(GⅢ・芝2000m)が行われた。こちらも雨の影響が残り、稍重でのレースとなった。AIの本命は格上挑戦ながら、堅実なレースを見せているエアジーン。ハンデ52kgなら通用してもいいと見込んでの推奨だったのだろう。
予想通り主導権を握ったのは藤田菜七子騎手騎乗、ハンデ51kgのナルハヤ。エアジーンは中団よりやや後ろの11番手からレースを進める形となる。1000mの通過が1:00.8と平均ペースで流れるが、直線を向いてもエアジーンの位置どりは変わらず。大外に持ち出し、残り200mを切ったあたりでようやくエンジンがかかり始めたが、時すでに遅し。5着に終わった。
2番手から追走から抜け出して勝利したのはハンデ50kgのサマーセント。終始、逃げるナルハヤをマークして直線半ばで交わすとそのまま押し切り、こちらも重賞初制覇となった。2着は中団後方の追走ながら、最内をロスなく立ち回って強襲したセンテリュオ、3着にはハンデ53kgのリュヌルージュが入っている。
AIは5頭を推奨し、△○▲×◎という順番で全てが掲示板に入るという結果。ただ、本命が圏外だったため予想はハズレ。3連複でも18,460円もついていただけに、悔しさが残る一戦となった。
