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【NHKマイル】「1番人気の逃げ馬」「人気薄の差し馬」に注目 当日まで覚えておきたいデータ

2020/05/03 17:45
SPAIA編集部
2020年のNHKマイルCに役立つデータインフォグラフィックⒸSPAIA

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人気馬が来ても高配当になる?

令和2年5月10日(日)に東京競馬場で行われる第25回NHKマイルC。3歳馬のマイル王決定戦である。王道のニュージーランドトロフィー(NZT)から挑む馬に加え、桜花賞、皐月賞を経て、2400mより適距離を求めたクラシック経験組が激突。

もちろん、過去にはこのレースを制してオークス、ダービーへと駒を進めた馬もいる。スピード、スタミナを兼備していないと勝てないといわれる府中のマイル戦。のちに香港マイルを制した昨年の勝ち馬アドマイヤマーズのように、今年も将来を担うヒーロー、ヒロインが誕生の予感だ。

NHKマイルC出走馬の枠順

今回、参考にしたのは2010年~2019年までの過去10回。まず枠順の有利、不利を調べてみたが、これが見事なぐらいフラット。1枠から勝ち馬が出ていないのが気になるぐらいで、連対率や複勝率に大きな差はなし。枠順の有利、不利がないということは、実力が素直に反映されるレースということになるのだろうか。

NHKマイルC出走馬の人気

当日の人気を調べてみると、1番人気が5勝して勝率5割。まあまあの数字といえる。しかし、10番人気以下が【1-3-3-83】と、率は悪いながらもしっかり馬券に絡んでいる。

ふたケタ人気の馬が連対した例を見ると、10番人気-6番人気、1番人気-17番人気、2番人気-13番人気、2番人気-14番人気。基本は人気馬と人気薄の組み合わせだが、人気薄同士の決着も出ており、夢のある配当が飛び出す可能性が大いにあると考えていい。

ちなみに、単勝は4倍台の馬が【2-1-0-1】、複勝は2番人気の馬が【4-3-0-3】と馬券に絡む率が高くなっている。

NHKマイルC出走馬の脚質

冒頭にスピード、スタミナの両方必要と書いておいて何だが、このレースは前で運んだスピード馬が粘り込むイメージが強い。気になって脚質を調べてみたが、逃げ馬は【3-0-1-6】と、予想通り悪くない数字。

ただ、3勝とも1番人気(カレンブラックヒル、ミッキーアイル、メジャーエンブレム)の馬だった。やはり府中のマイルを逃げ切るにはそれ相応の能力が必要、ということだろう。

ちなみに、全24回の歴史の中でも逃げ切ったのは上記の3頭しかいない。対する追い込み馬も【3-3-0-44】で、極端な脚質を思えば健闘している。10番人気以下で連対した馬4頭中、3頭が差し、追い込み馬。人気薄を狙うなら後方待機の馬がよさそうだ。

完成度だけでは通用しない

NHKマイルC出走馬の生まれた月

この時期になると、3歳馬は完成度だけでは勝てなくなってくる。特に、スピードだけでは押し切るのが難しいマイル戦である。一般的に早生まれの方が完成度が高いといわれるが、データでは1月生まれの成績が【0-0-0-14】。

馬柱で生年月日が常に分かる新聞は少なくなったが、気にしておいて損はないデータだと思われる。

NHKマイルC出走馬の性別

NHKマイルC出走馬の所属

ここ10年で牡馬8勝に対して牝馬は2勝。少なく思えるが、これは出走頭数が牡馬の方が圧倒的に多いため。勝率、連対率ともに牝馬が上回っている。

東西別では栗東所属馬が【7-5-7-90】と馬券に絡んだ頭数が多いが、性別と同じで出走頭数が栗東所属馬の方が多いから。勝率、連対率ではそう大差ない。

NHKマイルC出走馬の父系

最後に種牡馬だが、ダイワメジャー、ディープインパクト、クロフネの3頭で計7勝している。今年も多くのディープインパクト産駒をはじめ、残る2頭の産駒も登録している。これらが出走してくれば要注目だ。

2020年NHKマイルCデータ