【天皇賞春】複勝率55.6%もあるデータとは?当日まで覚えておきたいデータ
SPAIA編集部
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1枠が断然有利
5月3日(日)に京都競馬場で行われるのは天皇賞春(GⅠ・芝3200m)である。前哨戦の阪神大賞典・日経賞を制したユーキャンスマイル、ミッキースワローに加えて、巻き返しを図る2017年の菊花賞馬キセキが参戦予定。このレースの過去10年の覚えておきたいデータを紹介する。
まずは「枠別成績」。
3200mもの距離を走るので、外枠で多少のロスがあってもリカバリーできるだろうと思いきや、ロスなくラチ沿いを走れる1枠が断然有利。複勝率に至っては31.6%もある。1枠が4勝挙げているのだが、なかには14番人気ビートブラックや7番人気のヒルノダムールなどがおり、1枠にどの馬が入るかまずは注目しておきたい。
次に脚質を調べてみたが、直線が長いからと言ってあまり後ろに位置取る馬は狙えないことがわかった。昨年、このレースは13頭立てだったが、それ以外はフルゲートを割る年でも17頭が顔をそろえている。それを考えると4角で10番手以下の位置取りだった馬の成績は【1.1.2.71】というのはかなり悪い。
13番手以下となると1頭も馬券圏内に入れず。勝負どころである程度の位置には上がっておく必要がある。キセキが今度も出遅れて最後方の競馬ということになると……。
次は「種牡馬別成績」。
2位で2勝を挙げているブラックタイド産駒はキタサンブラックなので参考程度に押さえておき、注目は1位のステイゴールド産駒。過去10年で4勝もしている。5頭が馬券圏内だが、同じ馬はフェノーメノ1頭のみ。今年はエタリオウ、スティッフェリオがスタンバイ。どちらもそこまで人気がないだろうし押さえておいて損はなさそう。
また、面白いのがハーツクライ産駒の成績。【0.5.3.15】と勝ち切れていない。ウインバリアシオン、カレンミロティック、シュヴァルグランと天皇賞・春のリピーター馬が多いだけに、今年タイセイトレイルが馬券圏内に入れば、来年、再来年と狙ってみるのも手だ。
阪神大賞典勝ち馬は軸で決定!?
天皇賞春の前哨戦といえば阪神大賞典と日経賞。その2つの成績を詳しく見ていく。
前走阪神大賞典組は【3.2.5.47】。その中でも注目は1着馬。過去10年で1着馬は【2.0.3.4】で複勝率は55.6%もある。今年の阪神大賞典勝ち馬はユーキャンスマイル。傾向でいえば、半分以上の確率で3着までに来るということになる。軸としては最適かもしれない。
次に日経賞。こちらは【2.2.2.46】と多少、阪神大賞典組に劣るが、出走頭数を考えるとそこまで悪くない。こちらで注目なのは日経賞2着以内の成績。【1.2.2.13】で、3着以下から馬券圏内に来たのは2014年の勝ち馬フェノーメノのみ。こちらは9か月ぶりのレースだったので、明らかに叩き台のレースだった。ステイゴールド産駒のデータで注目と挙げたエタリオウだが、日経賞では6着と迷うところ。
最後に「同騎手・乗り替わり騎手別成績」。
今年は大半が前走から騎手が乗り替わるのだが、乗り替わった馬の成績は【3.4.3.60】。勝率を見ても同騎手が6.9%で、乗り替わりが4.3%と若干だが後者が劣る。
ただ、今年はほとんどの馬が乗り替わり。あまり気にするデータではないか。
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