【マイラーズC】過去8年3着以内の半数以上が最内を通った馬 開幕週は内を通れる馬を狙え!

ⒸSPAIA
内で立ち回れる馬を重視したい
4/26(日)は京都競馬場で、マイラーズC(GII、芝1600m)が行われる。今年は既に5月一杯までの無観客競馬が発表され、例年のこの時期は京都競馬場での観戦をおこなっている我々としても痛恨の極みであるが、今は家での予想に集中していきたい。
まずはマイラーズCが京都競馬場で行われるようになってからの8年の傾向を探っていこう。


まず開幕週ということで、4角で内から何頭目を通ったかに注目する。過去のレース映像から確認すると、馬券圏内となった24頭のうち、半分以上となる13頭が内から1頭目、つまり最内を通った馬であることが分かる。また5頭が内から2頭目、4頭が内から3頭目を通った馬である。外を回す戦法を取ることが多い馬には厳しいデータだ。今年は12頭と頭数がやや少なめなので、枠の色よりは内を回せる馬を重視したい。
また脚質については、後ろすぎるとよくないものの差し馬もそこそこ届いているので、あまり気にする必要はないようだ。
有力馬にはそれぞれ死角もあり、確実という馬はいない
◎ヴァンドギャルド
東京新聞杯は出遅れて位置取りが普段よりは後方になってしまったが、ゴール前は伸びてきていた。もともとスタートの出はいいほうなので、今回はおそらく好位につけるだろう。
道中やや行きたがる面を見せる馬なので折り合いがつくかが不安点だが、それゆえに騎手心理としても内に入れたいという思いが働くはずだ。
○インディチャンプ
GI2勝含む重賞3勝しているが、いずれのレースもラップ12秒台を記録したのが最初の1Fだけという、途中であまりペースに緩みがないものだった。つまり一定のペースで走り続けるのが得意な馬だということである。
今回は前哨戦の京都外回りということで、おそらく途中で一息入る可能性が高いのでその点がどうか。また他馬より2kg重い斤量もやや不安。状態に関してはもともとこの時期の香港GIチャンピオンズマイルを目指していただけあり、抜かりはなさそう。
▲ベステンダンク
OP戦で5馬身差の勝利もある馬。ここ2走は大敗しているが、距離短縮ワンターンで先行して展開が向けば。
△フィアーノロマーノ
OPクラスでは前傾ラップのレースで結果を残している馬。このメンバーだとほぼ先行できるのはプラスで、マイルの距離自体も問題ないだろうが、外回りのペースが合うかどうかは疑問。
×レッドヴェイロン
前走の敗因に冬の硬い馬場を挙げていたが、今回のレースではそのような硬い馬場になることはないだろう(開幕週の馬場は「硬い」のではなく「走りやすい」から時計が速い)。
ただ長くいい脚を使うのが持ち味の馬なので、東京よりも京都の方が合うという可能性はなさそうだ。
×ヴァルディゼール
勝ち星をすべて京都で挙げているが、追いだしてからの反応がかなり遅いので、東京や阪神外回りのようなもっと直線が長いコースの方が向いているだろう。
▽マイラーズC予想▽
◎ヴァンドギャルド
○インディチャンプ
▲ベステンダンク
△フィアーノロマーノ
×レッドヴェイロン
×ヴァルディゼール
