【中央競馬】函館競馬場、先週6月24,25日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の函館競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は福島・中京・函館での3場開催。ここでは先週の函館競馬場の傾向を、枠順、脚質、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
8枠【1-1-1-20】以外はどこからでも好走馬が出ていた。特に4枠【4-0-3-14】複勝率33.3%、6枠【3-2-3-14】同36.4%は好走馬が多かった。中枠やや有利、外枠が若干不利、といったところか。
☆脚質
セオリー通り前有利。土曜は先行馬が7戦5勝、日曜は逃げ馬が7戦4勝と前に行ったもの勝ちだった。追込馬は45頭出て馬券絡み0。後ろはノーチャンスだった。
☆直線のトラックバイアス
内ラチから3頭目あたりがよく伸びる。外も伸びはするが、逃げるか先行して、内から中を通ってきた馬が勝ち切るパターンが多かった。
☆その他
ハービンジャー産駒の6戦3勝を始め、ノーザンダンサー系の種牡馬の産駒が【7-2-3-20】勝率21.9%と好成績。ハービンジャー産駒は洋芝が得意なことで知られており、全場のなかでも札幌、函館の成績がいい。ただし、妙味があまりない。狙いを絞るのであれば内枠がよく、例えば函館芝の2枠は【9-4-4-23】勝率22.5%、単回収率161%と黒字域。ほかにも、「函館芝×ハービンジャー×池添謙一騎手」の条件では、【9-6-1-18】勝率26.5&と好走率が高い。
【ダート】
☆枠順
7枠【3-3-3-10】複勝率47.4%を中心に外枠が有利。とはいえ、8枠は例外で【0-1-2-16】同15.8%と凡走が多かった。また、4枠から内も芳しくなく、1枠【1-0-1-8】、3枠【1-0-0-10】と好走馬が少なかった。
☆脚質
逃げ【4-1-1-6】、先行【3-7-5-15】とどちらも複勝率50.0%を叩き出している。芝と同じく、ダートもセオリー通り前有利だ。ただし、差し【3-1-2-35】と後ろにもチャンスはあった。追込は【0-1-0-30】。ここまで後ろだとさすがに苦しかった。
☆直線のトラックバイアス
土日は不良~稍重の馬場状態だった函館ダート。脚質的に前の方が有利だった分、逃げ先行馬がやや内から中を通って押し切っていた。ただ、ペース次第では差し馬が外めから伸びてくる場合もあった。概ねどこからでも伸びる馬場だったと言える。
☆その他
強いて挙げるデータはないが、馬体重460kg以上のそこそこ馬格がある馬が【10-7-8-58】複勝率30.1%と好成績だった。特によかったのは460kg台の馬で、この範囲だと【5-0-1-10】複勝率37.5%、単回収率270%と妙味があった。馬場が湿っていた分、あまり力を要求されなかったのが好走要因かもしれない。
【傾向まとめ】
・芝:中枠、前有利。ハービンジャー産駒は洋芝の内枠が狙い時。
・ダート:外枠、前有利。
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