【中央競馬】中京競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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昨年同時期の中京競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は福島・中京・函館での3場開催。ここでは昨年同時期の中京競馬場の傾向を、枠順、位置取りなどの観点からまとめる。ただし、京都競馬場改修による変則開催により、参考にするのは2022年5月7日~6月12日の間に行われた計6週分のデータとする。

昨年同時期の中京芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆馬番
枠を見ていても内がいい。1枠【10-7-5-62】から3枠【13-9-11-61】までは勝率10%超えで、外ほど勝率は低い。8枠だと【4-12-1-115】勝率3.0%まで落ちる。馬番でいうと、1~10番【63-56-57-464】勝率9.8%、複勝率27.5%に対し、11番以降【4-12-9-150】勝率2.3%、複勝率14.3%と差が激しかった。

☆位置取り
逃げ【16-11-9-35】複勝率50.7%、先行【27-25-26-142】同35.5%など、セオリー通り前が有利。ただ、差し【19-18-21-228】同20.3%も健闘している。直線が長い分、ある程度後ろにもチャンスが回ってくるようだ。4角位置で見ると、3番手以内【39-36-29-151】同40.8%だが、10番手以下【3-4-5-186】同6.1%。ここまで後ろだと厳しい。

☆その他
中京といえば福永祐一元騎手が好成績で、昨年この時期も4勝を挙げていた。「ポスト福永」を担う騎手を探ると、岩田望来騎手がその1番手に上がる。その成績は【5-2-1-18】単回収率225%。通算成績で見ると、中京芝【44-45-34-232】勝率12.4%、複勝率34.6%と、騎乗数が少ない札幌を除いて全場でトップの勝率、複勝率を出している。特にいいのは2000m戦で、【22-11-10-77】勝率18.3%、複勝率35.8%と好成績だ。ぜひ狙っていきたい。


昨年同時期の中京ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
1枠【11-7-6-83】勝率10.3%、8枠【15-10-9-110】同10.4%など極端な枠が好成績。代わりに割を食っているのが3枠【3-15-8-92】同2.5%だった。ほかの枠はまずまずの成績で、ほとんど横並びだ。

☆脚質
逃げ14勝、先行34勝と、基本は前が有利。1400m以上なら差しも勝負にはなっているが、人気馬を狙う場合は注意したい。

☆その他
ダンカーク産駒が【5-1-0-6】と好成績。中京ダートが得意舞台のようで、【20-16-12-144】と全場の中でトップの勝率と複勝率を誇る。優秀なのは1400m以下の短距離より中距離戦。1800m【11-9-8-55】勝率13.3%、複勝率33.7%、1900m【7-4-0-27】勝率18.4%、複勝率28.9%といずれも好成績だ。

【傾向まとめ】
・芝:内、前有利。中京、特に芝2000mの岩田望来騎手に注目。
・ダート:1、8枠が好成績。前有利。中距離のダンカーク産駒が好成績。

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