【中央競馬】函館競馬場、先週6月17,18日のレース傾向まとめ

SPAIA編集部

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先週の函館競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・阪神・函館での3場開催。ここでは先週の函館競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の函館芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
6枠【4-3-3-17】や8枠【4-3-3-18】など外枠が有利の傾向。一方、3枠【0-2-2-18】は1~3番人気が7頭いたにも関わらず0勝。しかもその7頭はいずれも着外に敗れていた。1枠と、外枠各馬がスタートから先行争いするため、挟まれて位置取りが後ろになるケースが多かったようだ。2枠も同様の理由で【1-1-0-18】とあまり良くなかった。

☆位置取り
逃げ3勝2着1回、先行7勝2着7回と、やはり前が有利。差しは【2-4-7-52】と好走はしても届かないケースが多かった。4角位置で見ても、2番手以内が【7-4-3-25】、9番手以下が【1-2-1-66】と差は歴然。位置取りが勝敗の鍵になっていた。

☆直線のトラックバイアス
内が好走できる馬場。ただし、中~外も届き始めており、そろそろ差しの台頭があるかもしれない。

☆その他
7年目の富田暁騎手が【3-0-3-6】。ほとんどの騎乗で人気以上の着順だった。通算成績では、芝の1200m戦【25-30-23-316】勝率6.3%、複勝率19.8%、ダートの1000m戦【9-3-2-66】勝率11.3%、複勝率17.5%。短距離での好走が目立つ。また、8枠が得意で特にダート戦では一番好走率が高く、単回収率は161%もある。


先週の函館ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
1枠【3-0-1-6】、3枠【2-2-1-8】など内めの枠が活躍。2枠は多くが8番人気以下だったこともあり【0-0-1-9】と凡走が目立った。また、4枠は【0-0-0-15】と全て4着以下に敗れていた。外枠各馬はそこそこ好走馬が出ており、4枠に逃げ・先行馬がほとんどいなかったことから、位置取りで後手を踏んだのが凡退の原因ではないだろうか。

☆位置取り
とにかく前に行かないと話にならない馬場だった。具体的には4角5番手以内が【10-10-9-26】。全10戦なので、馬券に絡んだ馬はほとんどここから出ている。なお、同6番手以下は【0-0-1-71】。上位人気でも敗れていた。

☆直線のトラックバイアス
内がよく伸びていた。位置取りで勝負が決まる馬場だったため、前に行った馬が内に進路を取ればそのまま決着していた。

☆その他
上記以外では特に目立つ傾向はなかった。強いて挙げるなら、馬体重450~479kgと、ダートにしてはやや軽めの馬が【8-3-5-38】と好走。多くが前につけていたことから、馬体重の軽さが先行力に繋がっていたのかもしれない。

【傾向まとめ】
・芝:外枠、前有利。富田暁騎手は短距離戦や8枠で買い。
・ダート:内枠、前有利。馬体重が比較的軽めの馬が好走。

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