【中央競馬】東京競馬場、先週6月17,18日のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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先週の東京競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京・阪神・函館での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。

先週の東京芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
先週からDコース替わりの東京芝。枠別成績ではどこからでも好走馬が出ている。ただ、日曜日に限ると8枠が【1-2-2-6】と好調だった。馬番で見ると、大外馬番が【2-2-1-6】。開催が進んで内より外の方が有利だったようだ。

☆位置取り
2週前辺りから前の優位性が薄れてきており、ついに先週は逃げが【1-1-0-9】。土曜日に至っては5戦して一度も馬券に絡んでいなかった。一方、差しは【5-5-6-38】複勝率29.6%、先行【5-4-1-28】同26.3%を上回った。今週が最終週。後方脚質が活躍する可能性は高いだろう。

☆直線のトラックバイアス
内ラチから4頭ほど空けた辺りから伸びる馬が多かった。最内は外に比べれば伸び負ける印象だが、ペース次第では残ることも可能だ。

☆その他
菅原明良騎手が【4-1-0-5】、土曜日は4戦4勝と大暴れだった。少し前まではローカルで活躍していた若手だが、2022年からは東京での騎乗が中心になっている。2022年からの東京成績は【23-18-14-166】勝率10.4%、複勝率24.9%となかなかの数字。今後も東京でマークしたい。

なお、先週の東京芝では美浦所属騎手【7-6-6-103】勝率5.7%、複勝率15.6%。対する栗東所属騎手は【4-5-5-17】勝率12.9%、複勝率45.2%と差が大きかった。美浦所属騎手のなかでも、石橋脩騎手は【0-0-0-7】、1000勝がかかる三浦皇成騎手も【0-0-2-8】と振るわなかった。今週の活躍に期待したい。


先週の東京ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
8枠【2-4-1-17】、3枠【3-0-3-16】など、外と内めの枠が好成績。4~6枠は【1-4-5-60】勝率1.4%、複勝率14.3%、単回収率3%、複回収率111%と、穴が馬券に絡むものの、勝ち切るまではいかない。極端な枠の方がいい

☆位置取り
逃げ【0-1-2-9】、先行【3-7-7-30】と前は勝ち切れなかったが、馬券には絡んでいた。後方勢が勝ち切る展開が多かった。また、上がり順位が1位なら、12戦で【10-1-0-4】勝率66.7%と凄まじい成績を残している。上がり順位4位以下は【0-6-10-129】で未勝利。末脚のキレがものを言う馬場だった。

☆直線のトラックバイアス
内も残るが、中~外の方が伸びはよく、外を通ってきた後方勢にもチャンスがある馬場だった。

☆その他
1~3番人気【10-5-6-15】複勝率58.3%、8番人気以下【0-1-3-97】同4.0%。実力のある馬がそのまま好走していたようだ。種牡馬成績ではヘニーヒューズが【2-1-2-7】と好成績。ユニコーンSではぺリエールが圧勝した。同産駒の通算成績を見ると、東京では【112-88-88-613】で勝ち鞍が最も多い。ただ、単回収率が最も高いのは中山競馬場で117%を記録している。次点では函館の同112%。この3場で狙いたい。

【傾向まとめ】
・芝:やや外枠有利、後方脚質が活躍。菅原明良騎手に注目。
・ダート:中枠不利、後方勢が勝ち切る馬場。ヘニーヒューズ産駒は東京・中山・函館が狙い目。

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