【帝王賞】レーン旋風は大井でも SPAIA予想陣は勝ったオメガパフュームをどう評価していたのか

2019-06-27 15:00:21SPAIA編集部
帝王賞を勝ったオメガパフュームⒸ三木俊幸

Ⓒ三木俊幸

今年初の交流GⅠが大井競馬場で開催

6月26日、大井競馬場では帝王賞(JpnI・ダート2000m)が行われた。大井では今年初の交流GⅠ開催ということもあってか、例年以上の盛り上がりを見せていた。

大井競馬場の観客Ⓒ三木俊幸

Ⓒ三木俊幸

SPAIAでは初の試みとして地方競馬の予想に挑戦したが、果たして結果はどうだったのか振り返ってみよう。

1番人気に推されたのは、フェブラリーSを制したインティ、2番人気は抜群の安定感を誇るチュウワウィザード、3番人気は昨年の東京大賞典を制しているオメガパフュームだった。

帝王賞時のチュウワウィザードの返し馬Ⓒ三木俊幸"

Ⓒ三木俊幸

各馬スムーズに返し馬へと向かっていった中、最後に馬場に入場したチュウワウィザードは気難しい様子を見せていた。

レーン旋風は大井でも

レースはインティがハナに立とうとしていたが、外からシュテルングランツが譲らず先頭へ。インティは2番手からのレースとなった。人気どころでは、チュウワウィザードが4番手、オメガパフュームは後方から2番手という位置取り。縦長の展開でレースは進んで行く。3コーナーあたりで馬群が詰まり、一段となって直線へ向くと外からミツバ、間を突いてチュウワウィザードが抜け出しを図る。

しかし、大外から一気に各馬をかわし去ったのはダミアン・レーン騎手騎乗のオメガパフュームだった。最後は2着のチュウワウィザードに1 1/4馬身差をつけての勝利。勝ちタイムは2:04.4だった。

3着は2018年のフェブラリーSの優勝馬でこのレースが地方転入初戦だったノンコノユメ。久しぶりにさすがGⅠ馬だというレースを見せてくれた。なお1番人気のインティは直線で失速し6着という結果だった。

勝ったオメガパフューム陣営Ⓒ三木俊幸

Ⓒ三木俊幸

鞍上のレーン騎手は、先週でJRAでの短期免許は終了し、南関東での短期免許を取得して参戦している。大井競馬場での騎乗はこの日が初めてだったが、宝塚記念の勢いそのままにすばらしい騎乗を披露してくれた。

予想は三木記者が▲◎という印で的中。ただ、前が有利な傾向があったレースなので、差し馬のオメガパフュームはあくまで押さえとしていたため、それほど評価をせず。馬複410円のみという寂しい配当に終わった。

また、門田氏は前走の強い内容から軸をインティにし、オメガパフュームとチュウワウィザードに流した結果、相手の2頭がワンツーフィニッシュという結果でハズレ。

次回の地方競馬の予想は7月10日のジャパンダートダービーを予定しているので、お楽しみに!

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